あぶらとり紙のはじまりは、箔一から あぶらとり紙の元は金箔の副産物「ふるや紙」という紙です。何度も叩き柔らかくなった「ふるや紙」は、京都や金沢の芸妓の化粧直しの道具として重宝されていました。この紙に発想を得て箔一は「金箔打紙製法 あぶらとり紙」を全国で初めて商品化しました。吸収力抜群の独自の製法は特許を取得しておりISOの認定も頂いております。
Point 01 日本初「金箔打紙製法」開発 あぶらとり紙は、全国の金箔生産の99%を誇る金沢生まれです。箔一は、金箔の技術を応用し、昭和51年に日本で初めて「金箔打紙製法」を開発しました。この製法は紙を何度も繰り返し叩き、紙の繊維をつぶし極限まで密度をあげることにより、一般のあぶらとり紙に比べて一瞬に多くの皮脂を吸い取ります。
Point 02 やわらかい肌ざわり 同じ「金箔打紙製法」でも、使うとその品質の違いがわかります。箔一のあぶらとり紙は、開発された昭和51年当時の品質を頑なに守り続け、何度も丁寧に叩きあげられた紙は、うすく、やわらかい最高品質のあぶらとり紙として現在も変わらぬ使い心地でお届けしています。
Point 03 皮脂を素早く吸収 あぶらとり紙の重要な要素としては、吸収量よりも瞬間吸収力だと言われております。お化粧を直すわずかな時間に、そっと押さえるだけでどれだけ吸収するかが重要な要素です。箔一のあぶらとり紙は、柔らかい紙の表面に格子目をいれることにより、表面積を大きくし、高い瞬間吸収力を実現しました。
Point 04 厳選された安全な素材 箔一のあぶらとり紙は、蛍光物質を一切含まないあぶらとり紙です。また素材は天然麻からを厳選して製造しています。天然麻は成長が早く、2〜3年で収穫が可能です。収穫まで数十年かかる木材パルプや、限りある資源を原料としている石油系フィルムとは異なり、自然にもやさしい素材です。
あぶらとり紙の専門店への想い 2019年、ひがし茶屋街の一角に『あぶらとり紙専門店 うつくしや』をオープン。 “女性の美をサポートする”というコンセプトのもと、箔一が手がける町家再生プロジェクトの一環として誕生した店舗です。 倒壊寸前であった町家に、当時の趣を可能な限り再現しながら、耐震性・耐久性を高める改修を施し、見事に蘇らせました。 店舗ロゴは書家・中塚翠涛氏に依頼させていただきました。大河ドラマ「麒麟がくる」の題字を手がけたことでも知られる女流書家の方です。大胆さの中に女性らしい繊細さを宿し、見る人の心に深く残る、印象的な書体に仕上がっております。 『あぶらとり紙専門店 うつくしや』では美人画をはじめとして、多彩なあぶらとり紙を取り揃えております。季節ごとに限定のお品もご用意しておりますので金沢へご旅行の際はぜひお立ち寄りください。 『あぶらとり紙専門店 うつくしや』の店舗詳細はこちら